こんにちはゲストさん    
既に利用しているクラウドシステム

最近、様々な方から「クラウドシステム」ってどんなシステム?と言った内容の質問をされますので、簡単な特徴を列記しておきます。

簡単に云ってしまうと「殆どの方々は日頃クラウドシステムを既に利用していると思います。」とお伝えするとえーっと思われるものと思います。

皆様は次のような経験はありませんか

  • インターネットネットショッピングなどで商品を購入したことはありませんか?
  • インターネットでチケットなどを購入したことはありませんか?
  • 着メロ・着うたなどをダウンロードしたことはありませんか?
  • インターネットのオークションサイトを利用したことはありませんか?
  • ネットバンキングなどを利用してはいませんか?
  • クレジットカードなどの利用状況をインターネット経由でご覧になった事はありませんか?
  • 宅配便の荷物の追跡サービスを利用したことはありませんか?

挙げたしたら切りがないほどクラウドシステムは皆様の身の回りに存在し、何らかのカタチで利用されているのです。
そうです、皆様は意識せずにいつの間にか「クラウドシステム」を利用しているのです
特に意識せずに空気や雲のように利用でくるからクラウドシステム(コンピューティング)と呼ばれるのでしょう

では、クラウドシステムを利用するときに何か特別なソフトをパソコンや携帯にインストールしましたか?
恐らく殆どが特別なソフトウェアをインストールする事なしに、そのまま利用している事と思います、これはインターネット閲覧用のブラウザがあれば利用可能だからです。

ここが重要なポイントです、クラウドシステムは、特別なソフトウェアをインストールする事になしに、標準でインストールされているブラウザがあれば利用可能であると云う事です。(勿論、携帯電話もこのブラウザを利用してインターネットに接続しております。)

弊社のクラウドシステムとは

近年では、スマートフォン等の出現により、クラウドの形態の多様化してきております。正確にはこれらアプリケーション(iPhoneアプリ、Androidアプリ等)もクラウド方式と呼ぶべきなのですが・・・
弊社では基本的にブラウザベースで操作可能なものを中心にクラウドシステムを構築しております。
よってシステムへのアクセスは全てHTML形式(正確には動的なHTML)で行いますのでブラウザ経由でインターネットをアクセス出来るものであれば何でもOKと云う事になります。
勿論、スマートフォン以外の携帯電話でもアクセスは可能ですが、一般の携帯電話のブラウザはJavaScript、CSSが使えないと云った理由により使い勝手は制限されます。

今までのシステムと何処が違うの??(従来のLAN回線型)

従来(LAN回線型)のシステム構成

サーバ(ファイルサーバ)と作業用パソコン(クライアント)から構成されます。(かなりざっくり画きましたが、おおよそ右図のような構成になります。)

まずサーバが必用です。(主にデータの共有化を行います。)

作業用パソコン(クライアントパソコン)にはその各々に専用のプログラムのインストールが必要になります

当然、携帯電話などの専用ソフトがインストール出来ないもなどは接続出来ません。

LAN回線で接続出来るからしか利用出来ません。

ではクラウドシステムはどうなの??(クラウドシステム型)

クラウド型のシステム構成

WEBサーバと作業用パソコン(クライアント)から構成されます。

LAN型と同様にサーバが必用にはなりますが(WEBサーバ)、レンタルサーバなどでも構築可能。 

専用プログラムとデータはWEBサーバにより管理されますので、作業用パソコン(クライアント)には専用ソフトをインストールする必用がありません

携帯電話などからの接続、アクセスが可能です

インターネット回線が使用できれば世界中どこからでも利用可能です。

単に便利だからクラウドシステムが良いの??

単に便利だからと言った内容はクラウドコンピューティングによるシステム構築のメリットのごく一部だと思います。

一番大きいのは、両者の図解を見ていただければお分かりかと思いますが、コンピュータの分業化が行われているところです。

具体的に言いますと・・・
データや動作を提供するWEBサーバ作業を行うクライアントPC分業化が行われているところです。

この事により、作業用クライアントPCは、単に作業を行うハードとなり、複雑なソフトウェアを動作させる必要性が無くなり、OSへの依存性などが無くなるからです
当然、ソフトウェアとデータはWEBサーバに一元化されますので、各作業用パソコンにソフトウェアのインストールは必用無くなるわけです
この事は、システムの維持費用に大きく影響を及ぼします。
例えば、OSが変わった為のソフトウェアのバージョンアップなどはなくなります。

また、LAN型の場合ファイルサーバを外部委託にするのは大変ですが、WEBサーバの場合サーバは何処にあっても同じですので、レンタルサーバでも、何処かのデータセンターにWEBサーバごと外部委託する事が出来ます。この事も管理の分業化に貢献します。

セキュリティーは大丈夫なの??

クラウド型システムの場合、真っ先に気になるのがこのセキュリティーの問題だと思います。

残念ながら絶対と言う事は出来ません。
このセキュリティーの問題はLAN型の場合と大きくは違わないと言った方が誤解が少ないかと思います。 なぜなら、OSのアップデートのなどの都合上LAN型のファイルサーバもインターネットには接続しているからです。このインターネットに接続している以上セキュリティーが絶対と言う事は出来ないわけです

でも、データは見えるところにあった方が安心すると言った気持ちは良く判ります。
この不安を払拭するにはもう少し時間が必用なのかもしれません。

しかしながら、見える所にデータ(ファイルサーバ)を置くと言う事は、一種の「タンス預金」のようなものなのです。 今は、お金は銀行等に預けるのが一般的で安心出来ますが、最初からそうでは無かったと思います。
見える所にあると言う事は、様々な災害・犯罪などにも遭うと言う事になります。 例えば、社屋が水害で水没したり、落雷火災が発生したり盗難に遭ったりなどとリスクは数え切れないほど存在するからです。
勿論、ハッキングなどによる被害の可能性もゼロとは云えませんが、これもLAN型と同様と考えれば、サーバ専門業者に委託した方が安全と云えるのでは無いでしょうか
レンタルサーバ業者は、専門の技術者によって日常このような驚異からサーバを守るために、セキュリティーホール対策を行って行くわけですから・・・(これも、セキュリティの分業化ですね)
だから、殆どの方々はお金は銀行に預けるような文化が根付いたものと思います。

では今後全てのシステムをクラウド型にした方が良いの??

クラウドシステムにも得手不得手が存在します。決して万能なシステム構築方法ではありません
情報関連のシステム場合、多くはクラウドシステムへ移行した方が良いものが多いのですが、機械制御などのファーム系のシステムの場合、全く向きません。
長年C(C++)言語により機械制御などのファーム系ソフトウェアを開発してきた弊社ですら、これらのシステムをクラウド型に置き換えよう(移植しよう)とは全く思いません。

但し、直積的な制御の部分では無く、生産管理データ、品質管理データをクラウド型に置き換えるのは可能であり、メリットもあるかと思います。

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